ふと技術的に知見が溜まったから技術記事を書こうと思うことがあるが、色々思い巡らせているとやっぱりいいやとなることが多い。
この記事に対象となる人は存在しない。他人に書くなと言っているわけではなく自分の気持ち的になかなか書くことが出来ないな(気持ち)程度の話。
手段は主にブログ記事による技術記事を書くといった方法。
そもそも書く目的
想像含めて。
- 手こずったことに対しての自分の理解の整理
- 同じような問題にぶち当たった人への理解の助けになることを願って
- 自分のアイディアを広めたり議論の叩き台にするため
- 英語文書でしか出回ってない知見などを日本国内に広める
あんまり思いつかなかったけれど、多分こんな感じ。
なぜ難しいのか
読み手として
検索結果に出てくる公式ドキュメントの劣化焼き直しを見たくない。
人に言ったら「それは検索エンジンが頑張ること」と言われ、それはそう。そもそも書き手が明確に読み手が意識して書いたところでターゲットに届くかどうかわからんし。
書き手として
(読み手の視点違いだが)公式ドキュメントをよく読み込んだら自明みたいなことが大いにある。別にそれちゃんと調べればちゃんとたどり着ける情報じゃない?素人が書いた稚拙な公式の下位互換文書書く意味なくない?勿論、自分の理解を文書としてまとめたり整理するという行為自体は重要だという認識はあるが、それだけなら公開する必要はない。そうなると色々試行錯誤して「こうしてこうやると上手く行く云々」記事くらいしか自分は書けなさそうだ。
後、そうじゃなくても大体同じような記事が多い。わざわざお前が書く必要なくね?
何が言いたい?
別に巷の公式以外の文書を全否定する気は全く無く、英語の文書をいい感じに噛み砕いて解説してくれたりだとかそういうのはめちゃくちゃ役に立つ。なんだかんだいいつつ巷のダブルクォーテーションが全角の右左に変換されてしまってコピペしても上手く動かないソースコード例だとか緑のQのサイトに助けられた事自体は何回もある。感謝。圧倒的謝謝茄子。
自分基準でいうと「なかなか書くの難しいのにエンジニアとしてのアウトプットが求められてる」のって個人的には結構ハードル高くない?という話。実際はアウトプットする目的やら手段自体が多様すぎるので一概に語れることではないのであくまでも自分自身の話ということに留めておく。私は記事以外のアウトプットは趣味プロのソースコードくらいしかない。
特に自分のやっているフロントエンドとかは公式ドキュメントの充実度が凄い。著名なフレームワークであれば日本語版もきっちり揃っている。翻訳者に感謝だ。
問題にぶち当たったとき、
- 公式ガイドがダメなら日本語で書かれた技術記事を漁る
- それでもだめならStackOverflowかそのフレームワークだかのGitHubのIssueを漁る
- それで駄目だったら恐らくこの世界に回答は存在しないので、諦めるか自分で頑張るしかない
- その時自分で初めて回答に導けた時に、知見として残しておくか〜となる。
みたいなフローで初めて記事が錬成される。これがわりとなかなかない。
採用の場面からすると応募者は自分の実力を表明できるし、採用担当者側からもレベル感も知れるのであると嬉しいものではありそう。採用は大変そうだな〜(他人事)。